第三銀行カードローンの審査は甘い？審査通過の条件について徹底解説

第三銀行は、三重県松坂市に本店を置く第二地方銀行です。

第三銀行カードローンは、全国対応していないものの、パートやアルバイトでも借り入れが可能です。

さらに年金受給者や専業主婦といった、難しい属性への融資にも対応しています。

では、第三銀行カードローンは誰でも審査に通るほど甘いカードローンなのでしょうか。

第三銀行カードローン「SUN」の基本スペック

• パート・アルバイト・専業主婦・年金受給者でも借り入れOK
• WEB完結可能で、来店せずに契約が完了する
• 提携ATM利用手数料が無料

金利	融資額	利用対象
6.8%〜14.5%	10万円〜50万円	20歳〜70歳まで
審査時間	来店不要	融資までの時間
平均2〜3営業日	○	・（来店あり）4〜5営業日 ・（来店なし）2〜3週間程度

※第三銀行カードローンは営業エリア（三重県全域のほか、愛知県・岐阜県・奈良県・和歌山県の一部地域）に住んでいる人、もしくは勤務している人のみ申し込みが可能です。その他の地域では利用できませんので注意してください。

利用地域外の人は、全国対応の別の地銀ローンをご検討されてはいかがでしょうか。

第三銀行カードローンで審査通過するための条件

第三銀行カードローンの借り入れ条件は、次のとおりです。

・お申込時の年齢が満20歳以上満70歳以下の方
・安定した収入がある方（専業主婦・パート・アルバイト・年金受給者の方も ご利用いただけます。ただし、専業主婦は配偶者に安定した収入がある方とします。）
・当行の営業区域内に居住または勤務している方
・保証会社であるアコム㈱の保証が得られる方

引用元: 第三銀行カードローン

パートやアルバイトはもちろん、年金受給者や専業主婦への貸付けをしている点をみると、審査難易度はそこまで高くないことが予想されます。

パート・アルバイトでも融資可能

第三銀行カードローンは、パートやアルバイトでも借り入れが可能です。

20歳を超えており、アルバイトなどで収入があれば学生でも借り入れができます。

じつは、「アルバイト可能」と書いているのにも関わらず、学生への融資に対応していないカードローンは多くあります。

学生の場合は、銀行カードローンでは借りられず消費者金融で借り入れするといったケースがほとんどです。

しかし第三銀行なら、学生アルバイトでも借り入れできるので、消費者金融を利用する必要はありません。

第三銀行カードローンなら、学生アルバイトでも借り入れできるため審査難易度は低めになっているといえるでしょう。

高齢者でも審査に通りやすいカードローン

第三銀行カードローンは、年金受給者でも70歳まで借り入れが可能です。

第三銀行のように、70歳までの貸付けに対応している銀行カードローンは滅多にありません。

金融機関名	年齢制限
第三銀行カードローン SUN	70歳以下
みずほ銀行カードローン	66歳未満
三菱UFJ銀行カードローン	65歳未満
イオン銀行カードローン	65歳未満
三重銀行カードローン	65歳以下

このように銀行カードローンは、65歳までの貸付けとなっているケースがほとんどです。

65歳を超えると審査難易度がぐっと上がり、返済能力がないと判断されやすくなります。

第三銀行の年齢制限から、高齢者の貸付けに前向きな姿勢がうかがえます。

ただし、70歳を超えた融資には対応していませんので、年齢制限をオーバーしている場合は別のカードローンを選択する必要があります。

70歳以上で借り入れしたい場合は、下記の記事を合わせてご覧ください。

専業主婦でも配偶者に収入があれば借り入れOK

専業主婦でも配偶者に安定した収入があれば、お金を借りられます。

専業主婦の場合は、配偶者の信用力も審査に影響します。

配偶者が過去に自己破産をしているという人は、第三銀行に限らず他の銀行カードローンからもお金が借りられなくなります。

配偶者の信用力に不安がある場合は、消費者金融ベルーナノーティスのように配偶者貸付制度が使えるカードローンを選ぶといいでしょう。

（※審査の結果、ご希望に添えない場合もございます。）

配偶者貸付制度を利用すれば、あなたの信用力だけで融資可否が決定するため、配偶者がブラックでもお金を借りることが可能です。

第三銀行カードローンの審査の流れについて解説

web申し込み

第三銀行カードローンは、口座の有無に関係なくWEB完結が可能です。

web申込後より、保証会社アコムによる審査が開始されます。

仮審査の結果（2〜3営業日程度）

申し込みから仮審査の結果がわかるまでに、平均2〜3営業日かかります。

土日祝は審査をしていないため、間に挟むと審査結果が遅くなることがあります。

在籍確認の電話連絡

在籍確認の電話連絡は、銀行名を名乗って勤務先に1回だけあります。

専業主婦および年金受給者の場合は、勤め先がないため自宅の固定電話へ連絡が入ります。

希望をすれば、担当者の個人名にて電話連絡をしてもらうことも可能です。

後述で詳しい説明がありますが、残念ながら第三銀行カードローンは電話連絡を回避する方法はありません。

本申し込み・必要書類を提出する

仮審査通過後、本申し込みの手続きと合わせて必要書類を提出していきます。

本申し込みの手続き方法は、「来店」もしくは「郵送」の2つになります。

店舗窓口へ来店した場合、「急ぎで借りたい」という旨を伝えると、すぐに本審査の結果が分かるようになっています。

郵送の場合は、自宅あてに本申し込み書類が送られてきて、署名捺印をして送り返すため2週間程度かかります。

急ぎで借りたいのなら、仮審査通過後に店舗窓口へ来店するのがいいでしょう。

本審査通過後、自宅あてにローンカードが郵送される

本審査通過後、自宅あてにローンカードが郵送されて1週間ほどで届きます。

基本的には、ローンカード到着後より借り入れが可能になりますが、来店にて契約をすれば初回のみ口座振込みをしてもらえます。

カード到着前に借り入れをしたい場合は、店舗窓口へ来店して本契約を締結させましょう。

審査時間は2〜3営業日！即日借り入れはできません

審査時間は、平均して2〜3営業日程度かかりますので、即日融資はできません。

審査時間といっても、申し込みから仮審査の結果がわかるまでの時間になります。

来店なしで契約手続きを進めていく場合、郵送でのやり取りになりますので、融資を受けるまでに1ヶ月弱ほど必要になります。

来店不要で、今すぐ借りたい人にとっては不向きなカードローンといえます。

土日祝は審査をしていない

土日祝日は、第三銀行が休みになり審査をしていません。

たとえば金曜日に申し込みをしたら、審査結果がわかるのが水曜日くらいになります。

土日祝日を挟むと、審査結果がわかるまでに1週間近くかかると思っておくといいでしょう。

即日融資を希望する場合は、下記の記事を合わせてご覧ください。

電話連絡なしでもOK？第三銀行に問い合わせてみた

第三銀行に問い合わせたところ、勤務先への電話連絡はおこなうとのことでした。

「保証会社の判断次第で電話連絡がかかってくることがあります」といった濁した返答ではなく、はっきりとした返答です。

在籍確認は、ほぼ100%あると考えて良いでしょう。

プレシャスワンなら在籍確認なし？

第三銀行には、カードローン「SUN」のほか、「PRECIOUS ONE（プレシャスワン）」という2つのローン商品があります。

ただし「プレシャスワン」は、「SUN」よりも審査が厳しくなる印象があります。

SUNは、パートやアルバイトでも借入可能ですが、プレシャスワンはパートやアルバイトといった収入が少ない人は審査落ちしやすくなります。

審査に自身がある人のみ、プレシャスワンで申し込みをしてみても良いかもしれません。

郵送物なしは不可！自宅あてに2通の郵送物が届く

第三銀行カードローンは、来店した場合でも契約書とローンカードの2通が自宅あてに送られてきます。

来店しなかった場合は、これらと合わせて本申し込み書が送られてくるため郵送物が届くのは計3回になります。

郵送物が自宅あてに届くと、家族に借り入れがバレてしまう可能性があります。

ただ、郵送物は表面に第三銀行とのみ記載されており、開封しない限りカードローン関連の書類だと分からないようになっています。

プライバシーは守られているため、絶対にバレてしまうといった心配はありません。

第三銀行カードローンの返済方法は口座引き落とし

毎月6日に、第三銀行の口座から自動的に引き落としがされます。

毎月の返済額は、次のように前月末日の借入残高に応じて決定されます。

毎月の返済額について

前月末日の借入残高	毎月の返済額
100,000円	2,000円
100,001〜200,000円	5,000円
200,001〜500,000円	10,000円
500,001〜1,000,000円	20,000円
1,000,001〜2,000,000円	30,000円
2,000,001〜3,000,000円	40,000円
3,000,001〜4,000,000円	50,000円
4,000,001〜5,000,000円	60,000円

たとえば前月末日（31日）の借入残高が10万円だった場合、2,000円が口座から引き落とされます。

最低返済額が2,000円からと少額に設定されているため、返済のしやすいカードローンです。

提携ATMやインターネットバンキングを利用すれば、随時（追加）返済も可能になります。

提携ATM手数料無料で追加返済がしやすい

提携ATM利用手数料が365日いつでも無料なので、追加返済がしやすいカードローンです。

多くのカードローンは、返済や借り入れをする度に100円ないし200円の手数料がかかります。

1回限りの利用であれば良いのですが、何度もATMを利用すると手数料の負担が大きくなります。

第三銀行カードローンの金利は高い？それとも低い？他社と徹底比較

金利は、次のように融資額に応じて決定されます。

第三銀行の金利

利用限度額	実質年率
10万円〜90万円	年14.5%
100万円〜190万円	年12.8%
200万円〜290万円	年9.8%
300万円〜390万円	年7.8%
400万円〜500万円	年6.8%

他社のローンと比べてみても、第三銀行カードローンの金利は高くもなく低くもないといった印象です。

最高金利をもとに、他社カードローンと第三銀行を比べてみました。

他社カードローンとの比較

イオン銀行カードローン	年13.8%
第三銀行カードローン	年14.5%
楽天銀行スーパーローン	年14.5%
三菱UFJ銀行カードローン	年14.6%

金利は、たった1%の差でも大きく違ってきます。

同じ50万円を借りても、イオン銀行カードローンと第三銀行カードローンでは利息の支払いに23,265円も差が生じます。

つまり、イオン銀行のような低金利のカードローンを利用すれば、23,265円も利息の支払いを節約できるというわけです。

低金利のカードローンで借りたい場合は、下記の記事を合わせてご覧ください。

総量規制対象外？年収の3分の1以上借りれる？

第三銀行は、銀行のカードローンになりますので総量規制対象外になります。

念のために聞いてみたところ、年収3分の1以上の借り入れも可能とのことでした。

ただし申し込みは可能だけど、年収3分の1以上借りれるかどうかは審査次第とのことでした。

あくまで総合的な判断のうえ、貸付額を決定するといったニュアンスだったので総量規制を超えた借り入れが約束されているわけではありません。

パートやアルバイトといった収入が少ない人だと、総量規制以上の借り入れが難しいといえます。

おまとめローン・借り換えローンは可能？

第三銀行カードローンは、おまとめローン・借り換えローンとしての利用も可能です。

次のように、公式サイトの広告にも「おまとめ・借り換えOK！」という記載があります。

自主規制の影響から、広告から「おまとめ・借り換え」といった文字を削除する銀行カードローンが多くありました。

しかし第三銀行のように今もなお広告におまとめ・借り換えという文字を残していると融資に前向きな姿勢がうかがえます。

おまとめ・借り換えをするのなら、第三銀行カードローンで間違いありません。

第三銀行カードローン「SUN」の貸付条件

融資額	実質年率	利用対象
10万円〜500万円	6.8%〜14.5%	20歳〜70歳まで
遅延損害金	返済方式	担保・保証人
年18.25%	残高スライド返済方式	不要
保証会社	借入期間
アコム（株）	3年毎の自動更新